こんばんは、おりんです。
今回で名城公園編、最終回です。
今回のお散歩のきっかけはこちら。
名城公園編、1回目です。
今まで3回に分けて、名城公園の周辺にある観光や歴史的なスポットを紹介しました。
どこもお散歩しがいのあるスポットでしたが、今回は特別。
意識してお散歩しなきゃ気付けないくらいの、隠れたスポットでした。
ということで最終回はめちゃくちゃディープなスポットを紹介します。
名古屋城 南側にも名城公園(?)
名城公園 花畑
名城公園というと名古屋城の北側にあるイメージです。
今までの記事でも、名古屋城の北と紹介していました。
ですが実際は南側、環状線下にあるお堀の周りも「名城公園」となっています。
こちら側は官庁街で、重要施設や県図書館が建っているエリアです。
昨日紹介した「愛知縣護國神社」もこの周辺ですね。
このエリアのお堀の周辺は木々に囲まれていて、大通りからではあまり分からないんですよね。
愛知縣護國神社も、地図を見て「こんなのあったんだ」って発見したので。
で、その大通りに面した自然豊かなエリアには広場がいくつかあります。
愛知縣護國神社の下の道路、名古屋高速のあたりですね。
これが実は名城公園なんです。
名城公園は飛び地になっていて、名古屋城の周辺エリア一帯を指します。
また、地図上の右側「名古屋市市政資料館」の周囲を囲む緑地も、名城公園になるんだそうです。
堀川駅跡
公園と看板
さて、そんな名城エリアでも屈指のマイナースポットがこちらです。
かつて、お堀の中を電車が通っていたことをご存知でしょうか。
これは瀬戸電の名残で、「お堀電車」と呼ばれていたそうです。
景雲橋小園
駅跡があるのは「景雲橋小園」
とても小さな公園です。
奥に見える高台と、外堀の間に駅舎があったようです。
ですが現在は草が生い茂る空き地になっています。
堀川駅跡の看板
堀川駅はかつての瀬戸電の終着駅。
現在の東大手駅から伸びていた路線の終点の駅です。
名鉄瀬戸線の前身、瀬戸電気鉄道の駅として明治に開業し、1976年の廃線まで利用されていました。
40年ほど前まで利用されていたと思うと、そんなに昔のこととは思えないですね。
瀬戸の焼き物を運ぶのが始まりで、以前は名古屋・瀬戸間をつなぐ重要な路線でした。
この堀川駅から堀川まで焼き物を運び、水路を使って名古屋港まで運搬。
名古屋港から全国へ出荷していたようです。
大津町駅
現在、瀬戸電の路線や駅舎跡はほとんど見られませんが、外堀通りの大津橋に少しだけありました。
それが大津町駅。
大津橋
かつての駅舎跡がある大津橋。
名古屋の繁華街を南北に縦断する「大津通り」の県庁周辺にある橋です。
写真の奥には名古屋市庁舎も写り込んでいます。
大津橋 北側より撮影
南側は名古屋高速の通る大通りになっていて、このまま南に進めば栄や大須に出られます。
この写真の中心に階段が見えるでしょうか?
駅舎跡
大津橋の横から下に伸びる階段、これが大津町駅の名残だとか。
元々は「娯楽園駅」という名称でしたが廃止され、改修に伴い名称変更されました。
官庁街の中でも特に県庁や市庁舎に近いこともあって、当時は瀬戸電でも乗降客数が最多の駅だったようです。
現在は草が生い茂っている下側には、かつて線路が走っていた。
そう考えると、この外堀もまた違った印象を受けますね。
まとめ
普段なにげなく歩いている場所も、深掘りしてみると意外な事実が判明します。
名古屋城周辺は歴史あふれるエリアなので、もっと散歩すればどんどん出てきそうですね。
お堀電車やかつての駅跡の存在は個人的にかなりワクワクする話でした。
現在の瀬戸線、東大手駅周辺までのエリアにも、まだ当時の名残がありそうですごく気になります。
あまり東区のエリアにはお散歩に行ったことがないので、いずれそこらへんも歩けたらなと思います。
ともあれ、名古屋城周辺の話題エリアからマイナースポットまで、幅広く発見できたお散歩でした。
ぜひ名古屋城に遊びにきた際には、足を伸ばしてみてください。
オススメの名古屋の歴史スポット「覚王山」
神社や建物跡が多くて、歴史を知らなくても見るだけで楽しめます。
今回紹介した名鉄瀬戸線。
運営している名鉄のお得な観光プラン「でんしゃ旅」は、フリー切符で愛知県を満喫できました。