さざ波のような日々

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接客業がさっさと「機械化」すべき理由

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こんばんは、おりんです。
今回は「働き方」のお話。


 

 

 

その上で現在、人手不足が深刻な接客業に焦点を当てて考えてみます。

 

人手不足で何が起きているか

そもそも労働者が減ることで、現場は何が起きているのか。

  1. 人手不足により、1人あたりの負担増加
  2. 細かいところまで手が回らずサービスの質低下
  3.  満足度が低下し客離れが起きる

 

結果として会社が回らなくなります。
そこで現在、多くの労働者を確保しようと、時給を上げたり、環境整備をしたり対策を立てています。

 

 

接客業は負担が大きい

 

それでも、なかなか労働者は集まらないのが現状
理由は、接客業の働き方自体が労働者、特に現場のアルバイトにとって負担のかかるシステムだからです。


接客業はマニュアルの通じない業務
臨機応変な対応が求められ、経験の蓄積が必須となります。

しかし低賃金なのがモチベーションに響くところ
たかが900円でプロ意識だと言われても実感が湧かないのが本音です。

 

また業務時間中も、客がいつ来るかわからないため基本待機状態
作業中に客が来れば中断になるため、思うように進まないこともあります。


さらに接客業では、製造業と違い目に見える「成果物」がないのも、モチベに関わるところ。
ノルマなどで可視化もできますが、上手く利用できていないのが現状です。
(特にコンビニのケーキや恵方巻きがいい例)


 

  • 賃金に見合わない労働
  • 時間の拘束も厳しい
  • 成果物が見えづらい

もはや三重苦、これは働きたくなくなりますね!笑


 

「生産性」を上げづらく、「成果」も見えない。
さらに「態度」重視の評価システムも合わされば、労働者から避けられて当然。

 

 

人手確保より機械化が必要

 

接客業のアルバイトでは、客が来るまで時間の空費です。
※細かい作業はありますが


これに気づいた人たちは、フリーでの生産活動や、より自分のしたい仕事に流れます。
時間を無駄にして「900円」稼ぐより、スキル・経験・実績を稼ぎます。


つまり、やりがいのない仕事に人は集まらなくなります!
この流れが進めば、労働者を食い物にしようとするブラック企業の淘汰はますます進むでしょう。
 
となると「低賃金接客業」の担い手って、まともな労働者がいなくなるんじゃ。


でも極論、担い手がいなくてもいいと思うんですよね。
「モノ」を買うだけなら接客は不要ですし。


コンビニは自動レジでもいいし、ファミレスだって券売機で充分。
わざわざ人がやらなくても、便利な機械に任せればいいと思います。

大きな経済システムに人をつぎ込んで回せたのは、労働者が多かったから。
今は労働者自体が少ないので、「したくない仕事」は避けられて当然です。


ならば、穴埋めは機械で行えばいい。
そもそも少ない人材を、無駄なところに投入するなんて馬鹿げてます!

 
 

接客業自体は消えない

さて、「接客なんかせず機械化すればいい」と言ってきました。
当たり前ですが接客業自体は、絶対消えません。

 

理由は2つ

  1. 「接客業」本来の人間によるサービスが必要だから
  2. 「高賃金接客業」があるから

 

「接客業」本来の人間によるサービス

AIや機械の自動化をしても、人間の力は必要です。
機械は一つ一つの作業においては優秀ですが、思考はできません。

なので複雑な判断が必要な部分や、臨機応変な対応が求められる場合を考えると、人間を利用する必要が出てきます。


またモノの提供だけでなく、「提供者とのやりとり」に価値がある場合もあります。
そのため喫茶店や個人商店などのような「人との関わり」までは代替できないです。
 

「高賃金接客業」

旅館や高級料理店など、いわゆる「おもてなし」が行き届いているサービスに重きを置く仕事です。

こちらは特に客への気配りが必須で、機械では絶対できないからです。
利用に相応の料金はかかりますが、利用分に見合ったサービスを受けられます。

前回の話にも通じますが、高価格ゆえに利用者を狭められるため、質の低い客の流入も防げます。 

 

まとめ

「低賃金接客業」は形だけの「接客」にすぎません。
それって本当に必要でしょうか?


しなくていい作業をしても、それは仕事とは言わないです。
無駄な業務は「機械化」で効率的に済ませれば充分!

そして本来の「人とのつながり」を取り戻して、満足できる働き方をしたいものです。